こんにちは!
中村橋の癒楽氣鍼灸院です。
今回は悩んでいる方が多い『腰痛』についてお話ししていこうと思います。
「病院で『異常はない』って言われたけど、ずっと腰が重だるい…」
そんな経験、ありませんか?
実は、腰痛の多くは画像に映らない“体の中”の不調が原因なんです。
当院には、マッサージでも薬でも良くならなかった方が多く来られます。
今回は、鍼灸師として実際に改善してきた経験から、腰痛の本質的な原因と東洋医学的アプローチをお伝えします。
ぜひご覧ください。
椎間板の圧迫(ヘルニア)
加齢による骨の変性(脊柱管狭窄症)
筋肉の過緊張・筋膜の癒着(筋筋膜性腰痛)
薬(痛み止め・筋弛緩剤)
ブロック注射
運動療法・ストレッチ
手術(重度の場合)
しかし、腰痛の約8割は“非特異的腰痛”=原因がはっきりしないのが現実です。
東洋医学では、「腰は腎の府(ふ)」と呼ばれ、腎(じん)というエネルギー源のような臓腑が深く関係していると考えます。
また、腰痛の原因は「外からの冷え」や「内側の気血の乱れ」など、人によってまったく異なります。
ここでは代表的な6つのタイプをご紹介します。
年齢を重ねたり、過労や睡眠不足が続くと「腎のエネルギー」が不足し、腰を支える力が弱くなっていきます。
・症状の特徴:慢性的なだるさ、夜に痛みが強まる、膝が弱い、足腰が冷える
・こんな方に多い:高齢者、慢性疲労の人、産後の女性
冷えや湿気が体に入り込んで、気血の流れをせき止めると、腰の動きが鈍くなり、痛みを引き起こします。
・症状の特徴:腰が重だるい、冷えると悪化、動かすとましになることも
・こんな方に多い:冷えやすい女性、冬に悪化する人、雨の日に症状が出る人
過去のケガや慢性の血行不良によって、体の中に「血の滞り=瘀血(おけつ)」がたまり、痛みを引き起こします。
・症状の特徴:刺すような痛み、痛む場所がはっきりしている、夜に強くなる
・こんな方に多い:外傷歴がある人、痛みが慢性化している人
ストレスが溜まり、気の流れが悪くなると、筋肉が緊張し、腰に張りや痛みが出てきます。
・症状の特徴:張ったような違和感、ストレスで悪化、情緒で痛みが変化する
・こんな方に多い:デスクワーク中心の方、神経質・完璧主義な人
暴飲暴食やお酒の飲みすぎなどで体内に“熱を帯びた湿気”が溜まり、それが関節に炎症を起こします。
・症状の特徴:熱っぽい、腫れぼったい、触ると熱感がある、痛みが強い
・こんな方に多い:夏場に悪化する人、食生活が乱れている人
東洋医学では「脾」は消化吸収を司ります。脾の力が落ちると、筋肉や身体を支える力も低下し、腰に負担がかかります。
・症状の特徴:疲れやすい、食後にだるくなる、全身がなんとなくだるい
・こんな方に多い:食が細い人、胃腸の調子が悪い人
湯船に毎日15分浸かる
下半身は冷やさない服装を
30分に一度は立って骨盤を回す体操を
長時間の座りっぱなしは厳禁
脾(消化器系)が弱ると筋肉に栄養が届かなくなる
甘いもの・冷たい飲み物は控えめに
以上のことを日常では気をつけて見ましょう!
あなたの腰痛が「筋肉の問題」だけでなく、体の内側の乱れから来ている可能性もあります。
整形外科や整体では改善しなかった方こそ、東洋医学の視点で自分の体を見直してみてください。