ギックリ腰

動けない…突然のギックリ腰!東洋医学でわかる“本当の原因”と対策

こんにちは!

中村橋の癒楽氣鍼灸院です!

 

「朝、顔を洗おうとしただけで…」「荷物を取ろうとして“ピキッ”ときた…」
突然やってくるギックリ腰(急性腰痛症)。その痛みと不安は想像以上です。

けれど実は、“ただの腰の筋肉痛”ではないケースも多く、体の中に隠れた原因が潜んでいることをご存知でしょうか?

ここでは、整形外科的な視点と東洋医学の視点の両面から、ギックリ腰の本当の原因と対策を解説します。

ぜひご覧ください!

①【西洋医学で見るギックリ腰】

■ 原因は?

ギックリ腰は、医学的には「急性腰痛症」と呼ばれ、多くは以下のような状況で発症します。

**全体の80~90%は“非特異的腰痛”**とされ、MRIやレントゲンに異常が見られない場合がほとんどです。

■ 主な治療

ただし、「再発率が高い」「根本改善が難しい」という声も少なくありません。

②【東洋医学から見るギックリ腰の原因タイプ】

東洋医学では、ギックリ腰は単なる筋肉のケガではなく、体の巡りの乱れ・気血の滞り・内臓の弱りなどが重なって“発症する条件が揃ったとき”に出るものと捉えます。

■1.《寒湿タイプ》〜冷えと湿気が腰をロックする〜

冷たい空気や湿気が体に入り込み、気血の流れをせき止めて痛みが発生
・特徴:重だるく動けない/冷えると痛みが悪化/天気の影響を受けやすい
・タイプ:冬にギックリ腰を起こしやすい/冷え体質/むくみがある

■2.《瘀血タイプ》〜“血の詰まり”で急に発症〜

過去のケガや慢性的な血行不良によって「瘀血(おけつ)」が溜まり、痛みになります。
・特徴:刺すような鋭い痛み/痛む場所がピンポイント/過去にも同部位に痛みあり/夜間に痛みが増強する
・タイプ:スポーツや仕事で腰を酷使した経験あり/手術の経験がある

■3.《腎虚タイプ》〜支えるエネルギーが不足〜

加齢・過労・睡眠不足などで「腎の力」が弱ると、腰を支える力が足りず、わずかな動作でも発症
・特徴:だるさ・疲労感/足腰に力が入りにくい/夜間に悪化しやすい
・タイプ:40代以上/慢性疲労/再発を繰り返している人

 

■4.《気滞タイプ》〜ストレスで筋肉がロックされる〜

ストレスや怒りで「気」の流れが詰まり、筋肉が硬直→動作時に痛めるというメカニズム。

また、運動不足により「気」の流れが滞ることによって生じる。
・特徴:直前に強いストレスや緊張あり/張り感/波のある痛み/体を動かすと楽になる/気分がスッキリすると症状が軽くなる
・タイプ:真面目・完璧主義・デスクワーク中心の方に多い

【回復期に気をつけたい3つのこと】

① 湯船にしっかり入って温める(シャワーだけはNG)
② 動かさずに“固める”より、少しずつ“ゆるめていく”
③ 冷たい飲食を控え、体を内側から温める(生姜・スープなど)

などできることから少しづつ行っていきましょう!

まとめ

ギックリ腰は「たまたま起きた事故」ではなく、体の限界サイン
外からの治療だけでなく、内臓や気血の巡りを整えることが本質的な改善に繋がります。

「病院で湿布だけ出されたけど不安…」
「何度もギックリ腰を繰り返している…」

そんな方こそ、東洋医学の視点で“体の中”を整えてみませんか?


この記事をシェアする

関連記事